次世代管理職になるための心構えと基本的なスキル
2019年04月01日
現在所属している会社で仕事をして数年、或いはもう少し長い時間がたって、会社のビジネスの内容を理解し、自分の役割にも慣れて仕事をしている方、ちょっと周りを見回してみてください。
あなたの上司が昇進したり、異動になったりする可能性はありませんか?または、本来必要な管理職ポジションが空きになっていて、あなたの上司が兼務していることはありませんか?
それは、そろそろあなたに管理職のポジションが回ってくる可能性があるということではないでしょうか?
そんな日のために、しっかりと準備しておきましょう。
準備をしておくと、たとえ今回その役割が回ってこなくても、あなたの日々の仕事がワンランクアップすることに繋がりますから、早めに取り組んでおくと良さそうですね。
1.お手本のない管理職への道
グローバル化が進む中で、世界はますます狭くなります。海外でおきたことが、日本の政治や経済を動かすことが今後もっと頻繁になるでしょう。つまり、ビジネスだけでなく、社会そのものの変化のスピードが増し、前例を追っていては間に合わない時代になることが予想されます。
つまり、あなたが管理職になるとき、誰かのお手本通りに仕事をすれば良いという時代ではなくなってきているのです。
あなたはあなたのオリジナルの管理職像をつくって実現して行く力が求められているのです。
2.管理職になるための心構え
そのような環境の中で管理職として仕事をして行くには、自分というものをしっかりと持つことが必要です。
自分らしく生きる、その中で自分らしく仕事をするとは、具体的にどういうことなのかをイメージできるようになりましょう。
そのためには、時々自分のキャリアを振り返り、一度書いたキャリアデザインを手直しすることが大切です。
いつも自分と自分の仕事を見直しながら、自分らしく仕事する心構えが大切ではないでしょうか。
3.管理職になるために大切な3つのスキル
①最初に必要なのは、役割理解です。これをスキルと言って良いかどうかは疑問ですが、まず、今自分は何をすべきなのかが、上司と共有されていないと、キャリアデザインがスムーズに進行して行きません。
役割を理解することで、毎日生き生きと仕事をし、達成すべき目標に向かえるのです。
②次に、仕事を進めるリーダーシップです。ここでいうリーダーシップとは、自ら仕事を進め、完了まで導く力とでも言いましょうか。その中には、具体的に、時間管理、交渉力、情報収集、分析力、プレゼン力など、様々な具体的なスキルが必要になると思いますが、ここでは仕事を推進する力としてのリーダーシップとしてまとめておきます。
③3つ目は、チームワークを作るコミュニケーション力です。仕事は一人ではできませんから、社内上下左右、取引先、関係先等、あらゆるところで、あらゆる人とのコミュニケーション力が求められます。
特に足元を固める自分のチームのチームワークビルディングには、部下だけでなく、上司とのコミュニケーション力が必須スキルと言えるでしょう。
コラム執筆者
- 産業カウンセラー
- キャリアカウンセラー(GCDF-4501J)
- キャリアコンサルタント
- 衛生管理者