顧客のハートをつかむ営業とは 第1回
2019年04月01日
はじめまして。JINタレントコンサルティングの坂本 仁(JIN)と申します。
業務として、法人様へ「社員の才能を開花させて組織を強化する」、ということを念頭に置き、 全社研修の設計、営業研修、コーチング研修、管理職研修、営業研修、リーダーシップ研修、 主体性発揮研修を提供させて頂いております。
また、個人向けにも個人コーチとしてコーチングセッションを提供しております。
これから、3回に分けて、「高い成果を出す営業担当者」がどうやったら社内で増えるかについて考えてみたいと思います。1回目は営業担当者が扱うものについて考えてみます。
「お客様が欲しいものは何か」を理解する
さて、皆さまの企業は何を提供するのでしょうか?
商品、サービス、様々なものを提供されている、と思います。
営業担当者はその、企業が提供する商品、サービスをお客様に熱心に売り込んでいきます。
では、「お客様が欲しいものは何でしょう?」
商品?
サービス?
確かにそうなのですが、実は異なる所にあるかも知れません。
私はコーヒーをよく飲みます。でも、お恥ずかしい話なのですが、「味」にこだわりはありません。確かにおいしいコーヒーは在るのですが、敢えて飲もうとは思わないのです。
コーヒーショップが、「仮に」ですが、私に営業をしてきたとしましょう。もちろん、「仮に」です。
「JINさん、うちのコーヒーは豆も最高だし、香りも最高。他のコーヒーショップには負けないよ」と、いう感じでしょうか。
確かに、他のコーヒーショップより、おいしいのでしょう。
でも、私は「うーん、ありがとうございます。」とは言いますが、あまり乗り気にはなれません。
何故か?
私は、コーヒーに求めているのは「味」ではないのです。
そして、「香り」でも無いのです。
何かというと、
「気分をリフレッシュさせるアイテム」として、コーヒーを楽しんでいるのです。
つまりは、売り込んでいただいたコーヒーショップの競合は実は、「他のコーヒーショップ」ではなく、アロマ、ネットカフェ、お菓子だったりするのです。
「顧客の感情のニーズ」を動かすことが営業にとって最重要
対して「チーム」ですが、その性質の特徴は「異質性」にあると言えます。趣味、経歴、そしてニーズなどあるでしょう。
その際に「感情のニーズ」を調べる事を忘れてはいませんか?
顧客はその商品でどんな感情を得たいのでしょうか?
車を買ってどんな感情を得たいのですか?そのシステムを購入してどんな感情を得たいのでしょう?
この感情へのアプローチを考えると「営業トーク」もきっと変わる事でしょう。
「顧客の感情のニーズ」は、本人も見えない深いところに沈んでいます。
これを引き上げてくるのが、そう、「売れる営業担当者」なのです。
売れる営業担当者は、商品を動かすだけではなく、顧客の感情を動かすのが得意な心理学者なのです。
次回のテーマは、「感情の急勾配を制す者は営業を制す!!」です。