新入社員研修のすすめ ~社会人が身に着けるべき「ヒューマンスキル」
2020年02月19日
桜が満開となる4月。入社式を終えると、多くの企業では新入社員研修がスタートします。
今回は、新入社員研修はなぜ必要なのか?新社会人がまず身につけるべきスキルや、研修内容についてご説明いたします!
まず身につけるべきは「ヒューマンスキル」
新社会人の皆さんが職場で働くために、まず身につけなければならないスキルは次の2つです。
- ヒューマンスキル…ビジネスマナー・コミュニケーション等々。職種や業種を問わない
- テクニカルスキル…業務遂行に必要な専門知識や技術。職種や業種により異なる
社会人として、まず最初に身につけるべきスキルは前者の「ヒューマンスキル」です。全ての仕事は、多様な人たちとの関わりの中で行われます。そのため人間関係を良好にするビジネスマナーやコミュニケーションなどのヒューマンスキルは、いわば、仕事をする上で“土台”となる力なのです。どのような業務であってもこの土台は共通ですから、ヒューマンスキルにこそ、時間や労力をかけるべきなのです。
その反面、現場の方々からは「仕事のやり方(=テクニカルスキル)を教えるので手一杯」「マナーなんかの基本的なことを職場で指導するのはちょっと…」といったお声をよく耳にします。
しかし、新入社員が今後職場を支え、活躍していく“人財”となるためには、ヒューマンスキルの習得が必要不可欠です。そして、それを習得する絶好の機会が新入社員研修なのです。
「知っている」を「出来る」にする新入社員研修
本研修では、ヒューマンスキルをただ知識として「知っている」だけではなく、配属先で即実践「出来る」ように研修を実施します。では、本研修でどのようなことを行うのか。内容を少しだけご紹介いたします。
(1)社会人としての心構え
働くためには、まず社会人としての自覚が不可欠です。本研修では、受講者同士で「学生と社会人の違い」や「社会人には何が求められるのか」など、ワークやディスカッションを通じて考えていただきます。社会人になるためにどのような意識改革が必要なのか、自分ごととして考えることで、より深い自覚につなげます。また、自身の印象や行動が、自社のイメージに直結することを理解し、責任ある行動がとれるよう意識づけを行います。
(2)ビジネスマナー
社会人としての意識を行動に表す、それがビジネスマナーです。「挨拶」「言葉遣い」「電話応対」「来客応対・会社訪問」「ビジネス文書」等々、仕事で必要となるビジネスマナーを一通り学びます。特に、本研修ではマナーの行動一つひとつに目的や理由があることをレクチャーします。そうすることにより、単に形だけではない、実の伴うビジネスマナーの習得が可能となります。かつ、ロールプレイングやフィードバックを通じ、現場で自信を持って実践出来るレベルまで昇華させます。
(3)ビジネスコミュニケーション、仕事のすすめ方
現場では上司・先輩や同僚、時には取引先(顧客)と、コミュニケーションを取りながら仕事を進めていきます。着実に仕事を進め、かつ成果の質を高めるために必要となるのが、「報告連絡相談」や「PDCAサイクル」の考え方です。本研修はケーススタディを豊富に取り入れ、なおかつ、ワークもグループワークが中心です。チームで仕事に取り組み、成果を常に意識しながら仕事に取り組む姿勢を促し、習慣化につなげます。
以上のように、研修後も現場で即実践「出来る」。そのような研修を提供いたします。
新入社員研修は、サイバックスUniv.公開研修にお任せください!
コラムの内容を学べる公開研修情報
- 『新入社員のためのビジネスマナー(1日)』
『新入社員のためのビジネス基本動作(1日)』
コラム執筆者
一部上場企業にて、新卒採用、新入社員~経営幹部およびスポーツ選手対象の研修企画・運営に従事。
現在は講師として、新入社員研修をはじめ接遇マナー、コミュニケーション、秘書教育、就職支援等の研修・講座を多数担当。