引っ張るだけではない!ダイバーシティ社会に求められるリーダーシップ
2023年03月17日
■時代の変化とリーダーシップ
皆さんは「リーダーシップ」と聞いて、どんなイメージを持っているでしょうか?決断力があり、自信をもって先頭を切る強い人物像でしょうか?稀有な才能を持ち、様々なスキルを駆使して困難を打破してくれる、才能あふれる人物像でしょうか?
すぐれたリーダーシップを持っているリーダーは、前に立つ、才能がある、いろいろなスキルを持っている必要がある、というイメージを持たれている方は少なくないと思います。
また、リーダーは引っ張るだけではない、と頭で理解しつつも、「自分なんて…」「自分は人前に出るのは苦手だから」と感じ、リーダーシップに苦手意識を持っている方もいるでしょう。
実は、時代の変化とともに、リーダーシップはこれまでと違った考え方が主流になりつつあります。
近年はいたるところで時代の変化を感じることが増えてきました。
メディアを見れば「平成レトロ」という言葉や、近年話題のAIなどのテクノロジーについての情報を目にしますし、仕事の現場においても、ハラスメントや働き方などかつての常識が通用しない考え方が常識となりつつあります。
リーダーシップも同様に、必ずしも前に立つ必要もなければ、才能やスキルを持っている必要もなく、苦手意識を持つ必要もない新しいリーダーシップが求められるようになってきているのです。
そのようなことで組織は回るのか?と疑問に感じるかもしれません。新しいリーダーシップとはどういうものなのか、その一部をご紹介いたします。
■リーダーシップは全員が発揮しなければいけない
そもそも、リーダーシップとは何なのでしょうか?
ブリタニカ国際大百科事典を見ると、「集団の目標や内部の構造の維持のため、成員が自発的に集団活動に参与し、これらを達成するように導いていくための機能。」とあります。
つまり、組織が目標達成する、あるいは組織が組織たるために、組織のメンバー一人一人が、自発的に行動することが、リーダーシップなのです。
才能があるないにかかわらず、人前に立つことの得意不得意関係なく、組織に属している以上発揮しなければいけないということです。
リーダーシップには、「才能や人前に立つこと、強さを持って」ということは記載されていません。書いてあるのは、「組織が目標を達成するため」「組織が組織たるため」の“自発的な行動”であり、その行動については指定されていないのです。
つまり、一人一人が、組織の目標を達成するため、組織が組織たるために、できることを行うことが真のリーダーシップであり、必ずしも前に立つ必要もなければ才能やスキルを持っている必要もなく、苦手意識を持つ必要もないということになります。
■ダイバーシティ社会のリーダーシップは多様性にあふれる
現代は多様性を今まで以上に尊重する、ダイバーシティ社会だといわれています。企業や組織の中にも、いろいろな個性を持った人がおり、それぞれの強みを生かした仕事を行うことに目線が集まってきました。
ダイバーシティ社会に求められるリーダーシップも、過去のイメージにある画一的な“こうあるべき”というリーダー像ではなく、一人一人の個性や強みを生かしたいろいろなタイプのリーダーシップに変わってきています。リーダーシップも、多様性にあふれる時代になったのです。
例えば、部下・チームメンバーの強みを引き出したいと思ったら、応援したり見守ったりすることがリーダーシップになりえます。
あるいは、自分では優れたアイデアを出せなくても、みんなの意見を取りまとめることがリーダーシップになるかもしれません。
ダイバーシティ社会のリーダーシップ研修では、様々な種類のリーダーシップをご紹介するので、自分に合った具体的なリーダーシップを探すことができます。
リーダーシップについて悩んでいる方、苦手意識を感じている方は、研修を活用して自分に合ったリーダーシップを探してみませんか?
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コラム執筆者
呼水屋
「笑顔の呼び水となる仕事を」をモットーに、企業における人材育成の取組など、様々なプロジェクトを企画、提案、推進、運営しています。
IT企業やメーカー企業などの長期にわたる新入社員研修や大手通信会社の社内資格策定、製造会社の社内講師育成、中小中堅企業の次世代リーダー強化育成、地方企業の新規事業推進等、外部の人間でありながら上層部と現場の間に入り、プロジェクトを円滑に進める役割を数多く担ってきました。