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次世代リーダー研修の内容と適切な進め方

2024年07月31日


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次世代リーダー研修の内容と適切な進め方

 

大企業の約6割は次世代リーダーの育成に取り組んでいますが、300名以下の中小企業では3割ほどしか着手していません(HR総研「次世代リーダー育成に関するアンケート」)。人手不足に悩む中小企業にとって次世代リーダーの育成こそ重要な課題です。1日でもはやく取り組めるかどうかが、将来の明暗を分けるといっても過言ではありません。

 

今回は次世代リーダー研修の内容、適切な進め方についてお話します。

 

 

企業が次世代リーダー研修の実施を急ぐ事情

人材育成問題を軽視したツケは、予想以上にはやく回ってくる可能性があります。

 

企業の明暗を分ける“次世代リーダー育成”の後回し

マンパワー不足を日常的に感じているなら、早急に着手したいのが“次世代リーダー層の確保”です。出世至上主義の時代は終わりました。

 

近年の調査でも「管理職になりたくない」と回答した社員は8割を超えています(2020年マンパワーグループ調べ「今後、管理職になりたいと思っている割合」)。

 

次世代リーダーは、将来の経営を担う幹部候補の人材です。人材育成には時間がかかるものですが、とくに上位管理職候補生を育てるとなると長期戦が必須になります。

 

企業の人事競争は年々厳しくなっているため、有能な人材が集まる大企業でも次世代リーダー研修の実施を急いでいるぐらいです。

 

責任感のある幹部層が欠如した組織は、次世代の育成もままならなくなり、経営が尻すぼみになる確率が高いでしょう。たとえ労働力を確保できても、リーダー層がいなければ適材適所も実現できず、経営はうまくいきません。

 

幹部候補はアウトソーシングできる?

次世代リーダーを一から育てるのは、お金も時間もかかります。てっとり早く「すでにキャリアのある人材を外部から入れればいい」という考えになるのも自然な反応です。

 

しかしながら人材派遣の活用、若手の積極採用、従業員の離職対策といった方法はどれも対処療法的で、問題の根本的な解決にはなりません。キャリア組の中途採用やヘッドハンティングという手法も、中々うまくいかないのが実情です。

 

幹部候補ともなると条件にマッチする人材は簡単に見つからない上、現場の社員や社風との相性が合わず採用ミスマッチが生じるおそれがあります。

 

いくら優秀でも、外部の人間に会社の将来を任せたくない、と感じるのはもっともな心情ではないでしょうか。

 

このように会社を引っ張る中枢人物は、一般的な労働力のように気軽にアウトソーシングすることはできません。

 

一見遠回りに思えますが、社内で時間をかけて育成するのが、確実性の高い人事戦略になります。

 

次世代リーダー研修の内容をわかりやすく解説

研修の目的は<経営幹部の早期育成+人材育成の仕組みづくり>

次世代リーダー研修の目的は経営幹部の早期育成になりますが、具体的なターゲットポジションは会社によって異なります。

 

HR総研が実施したアンケートによると部長をターゲットにしている企業が約7割、執行役員・事業責任者が約5割、主要支社長・支店長、副社長・専務・常務は約2割という結果になりました。

 

第二の目的は、人材育成の仕組みづくりです。研修の定期実施こそ、人材育成の仕組みづくりに欠かせません。企業が安定して成長し続けるためにも、人材を確保できる環境を計画的に整備することが大切です。

 

研修で学ぶスキルは各社で大きく異なるのが特徴

次世代リーダー研修のターゲットポジションが各社で異なるように、研修で実際に学ぶスキルは企業によって大きく異なるのが特徴です。

 

一般的に次世代リーダー研修で鍛えるのはマネジメントスキルやチームビルディング、コーチングスキル、意思決定力、実行力など、本当に多岐にわたります。

 

座学に加え、少人数グループで課題を解決するワークなども実施されます。実務において難易度の高い仕事をあえて任せて成長を促すストレッチアサインメントというマネジメントの手法も、スタンダードな研修方法の1つです。

 

“次世代リーダー研修”とリーダー研修はちがうの?

「管理能力や意思決定力はリーダー研修でも学ぶ。ちがいがわからない」と感じる方もいらっしゃるでしょう。たしかに内容がかぶることもありますが、リーダー研修はあくまでもリーダー養成のための研修になります。

 

現時点でリーダーに任命されている人材が多く、比較的少人数のチームを統率する際に必要なスキル・知識の習得を目指します。具体的には中堅社員から係長クラスの人間が受講することになるはずです。

 

一方、次世代リーダー研修は部長から社長まで経営層を見据えた研修で、管理職候補の人間が選抜式で受講するケースが多くなります。

 

チームリーダーに留まらず、組織全体を統率する力が必要になるため、幅広い範囲を網羅的に学ぶのが特徴です。当然、研修期間も短期間では完了しないため、時間をかけて受講することになります。

 

次世代リーダー研修の適切な進め方

組織全体で研修プロジェクトに取り組む

次世代リーダー研修は組織全体で取り組むことが必須条件になります。全社員が人材を社内育成する意義を理解し、長期戦に耐えられる環境を整備しなければなりません。

 

たとえば、次世代リーダー候補を各部署から選出する時も、優秀な自分の部下を手放したくない上司があえてナンバー1の人材を隠し、ナンバー2の人材を推薦するケースもあるようです。

 

研修のため、現在進行形の業務から度々抜けられるのかきつい、と考えるのも仕方がないものの、後継者となる人材を埋もれさせるのは将来的な利益にはなりません。

 

“次世代リーダー”の定義が曖昧だと失敗しやすい

“次世代リーダー”の定義は最初に明確にすることが重要です。理想像は企業によって大変な差があるため、具体性が欠かせません。

 

構想力に秀でたウォルト・ディズニーを理想とするのか、チームワークを重視した本田技研工業の創業者、本田宗一郎のような人物を理想とするのか、目指す人物像によってカリキュラムも変わってきます。

 

人事部と経営陣が理想像を共有していないと、採用時の視点にもブレが生じ、人事育成プロジェクトも思うような成果を上げることができません。

 

実施目的と企業の成長戦略をリンクさせる

次世代リーダー研修は、研修と企業の成長戦略をリンクさせることが成功の秘訣です。研修は通常業務と並行して実施されます。

 

方向性や理想像が決まっていないと成果に結びつく効率的な学習が難しくなります。限られた研修時間を有効に使うためにも、成長戦略とリンクさせた研修を実施しましょう。

 

セミナーを1度きり開催して終わり・・・はNG

次世代リーダー研修は、会社を経営者の視点で見ることができ、人を引っ張る力のある人材を育てる目的があります。

 

企業理念の浸透や真のリーダーシップの養成は、一朝一夕に成し遂げられるものではありません。セミナーを1度開催して完了するような内容ではないため、長期スパンで計画を立てて研修を実施していきます。

 

成果を急がない

次世代リーダーの研修は、すぐに結果が出るものではないので、成果を急いではいけません。こういった試み自体新しいものなので、どの企業も試行錯誤を繰り返して取り組んでいる状況です。

 

途中で本業との兼ね合いが悪くなり、現場でぶつかることもあるかもしれませんが、10年後、20年後のヴィジョンを全社員が共有し、協力し合いながらゴールを目指すことが大切です。

 

サイバックスUniv.「次世代リーダー研修」なら長期戦略もうまくいく

サイバックスUniv.では「次世代リーダー必須の知識とスキル」、「次世代リーダーマインド育成(醸成)講座」など次世代リーダーを育成するためのオンライン研修が充実しています。

 

研修コストがとにかく安い

次世代リーダー研修は長期スパンで受講するものなので、コスト面も軽視できません。次世代リーダー研修は長期スパンで受講するため、定額制受け放題のサイバックスUniv.がおすすめです。

 

1人600円と低コストで受講できるので、コストを最小限におさえることが可能です。

 

組織ぐるみで取り組める

サイバックスUniv.は次世代リーダー研修以外にも、階層別に取り組める研修がeラーニングとWebセミナー合わせて4,500種類以上用意されています。

 

新入社員から経営層を対象にした研修まで立場に応じたプログラムが揃っているので、組織ぐるみで社員教育に取り組めます。長期スパンの人材育成は全社員の理解が不可欠ですが、人材育成関連の講座が多いのも魅力です。

 

研修担当者の負担が少ない

サイバックスUniv.に入会すれば、研修担当者の負担は激減します。受講案内から受講結果まで一元管理できる研修ポータルを利用できるので、本業を圧迫することなく効率よく運用できます。

 

受講者も時間を有効に使って繰り返しの学習ができるため、通常業務に支障が出ることもありません。

 

最新のトレンドを随時追加

サイバックスUniv.は次世代リーダー研修の他にも、最新のトレンドを反映した研修を随時追加しています。

 

また、自社の教材を使ったオリジナルeラーニングや、オーダーメイドのeラーニング制作ができる点も、一般的な研修サービスにはない魅力です。

 

長期間に及ぶ人材育成プロジェクトを完遂するにあたり、頼れるパートナーになるはずです。

 

→「次世代リーダー研修」などがe-ラーニングで受講可能なサイバックスUniv.とは


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コラム執筆者

リスクモンスター株式会社 教育事業担当
リスクモンスター株式会社 教育事業担当

「サイバックスUniv.」会費制サービスは、eラーニングと公開研修あわせて約4500コースが定額で受け放題となるサービスです。1998年4月より「企業の未来は人材が創る、伸びる人材が企業を創る」をコンセプトに、ITを取り入れた新しい教育スタイルを提供しております。幅広い研修ラインアップをご用意しており、業種や職種を問わず、現在3,000社以上のお客様にご利用いただいております。

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